読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.043 ヒロインの秘密 #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.043 ヒロインの秘密 #narouN1799DT

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> 私は指折り数えて指摘した。
>

ソニア、、、素敵だ、、、と思ってしまう私はオカシイのだろうか(汗)。
なんかすっごい可愛いんですけど、ソニア姉さんが。
「ソニア、優しい。すごくヴィルを愛してるのね」って受け取ってしまった。
ここまでヴィルのことを考えて、その後の吐き出し先まで提供だよ?
すごい優しいよねー?

甘々?・・・いや、そんな場面じゃないはずなんだけど、甘々ー。

これ、ヴィルが「ソレを求めてない」ってのは重要。
ソニアがそうしてくれることを、求めちゃったらダメ。

「ヴィルの堕落が私の望みなのだから」とソニア姉さんは言うけれど、
それ『堕落』じゃなくて『価値観の変化』でしかないよね。
価値観というか、「自己犠牲や悲劇に酔うスタンス」から
「自分を含めた周囲の大切な人の幸福を目指すスタンス」への
変化でしかない。

別の話数で「飼い殺したい」とか物騒な表現をソニア姉さんは
用いているけど、これは「そういう表現をしてみた」ってだけの
偽悪に思えるしー。

そして、

> ソニアが笑っているなら、もう何もかもがどうでもいい。
>

なヴィル凄い。。。

あー、うん。これはお似合いの二人だ。
見てて安心できるし、幸せな気分になれるー。

うーん、この話の良さを表現する言葉が足りない。
でも出てこない。
後で書き足すかもだが、まずここまで

読んでみー?少なくとも私と似た価値観の人は、
ソニアとヴィルの甘々にニヤニアできると思うよー?
癒されると思うよー♪

 

 

 

【補足】
タイトルにある「ヒロインの秘密」はこの話の後半で
展開されていて、それはそれでボリューム(量じゃなくて質)あるのだが、
ここでは敢えて、前半のみにフォーカスした感想とした。
書ききれない^^; あと私の表現力では焦点ぶれるー。
こんだけ密度高い話を書き上げる作者様すげぇー。

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.041 厄災の乙女 #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.041 厄災の乙女 #narouN1799DT

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エメルダとヴィルと、さらに関係各位(サニーグ領主、チャロットほか)も含めた
立ち位置とそれぞれの認識が刷新されて合わせられる解。
中間回答編? 次章への入口、スタンバイ完了ー。

で、前半も前半で「おいおいどうなる?」という
展開は楽しいのだけど、読み返したいのは、後半のところ♪
ヴィルが「ソニアが好きなのは俺だ!」って宣言するの、良いわ~。


> 「エメルダ……そうなのか? だから今まで俺を気にかけて……?」
> ヴィルの金色の瞳に、じわりと失望の色が浮かんだ。
>

ヴィルの宣言に続く展開で、
エメルダへの恋慕をどうするんだろう、と思ってたんだけど、
こう落とすとは思わなかった!イイ!


> 「ねぇ、どうしてそこまでヴィルにこだわるの?
>  ものすごく必死よね。私を警戒するのはまだ分かるわ。
>  ミストリアを滅ぼすという予知があったのなら。
>  でも、ヴィルに関しては? もしかして何か特別な未来が視えたの?」
>

さらに、前半のエメルダのヴィルへの執着を、
一つの推測としてではあるけど、ソニアが示して
読者のモヤモヤ(なんでそんなに執着?)を払ってくれる、イイ♪


> エメルダ嬢は最後に爆弾を投げつけていった。
>

そして最後に、この爆弾か!
構成上手いなあ。

なんだろうこの、「!?」って衝撃なんだけど、
でも同時に最低限の安心感もある(ヴィルはすでに知ってるわけで)、
というこの両立、良いなぁ♪

この「知ってるもん」は、「それ以前に予知で知った」それとも別の能力?
# って疑問に対して、ちゃんと後の回でソニアの見解が述べられて、
# この小説、マジおススメ!

読んだ→「聞こえる声【BLAME!】」by「乍」[pixiv]

読んだ→「聞こえる声【BLAME!】」by「乍」[pixiv]
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8393930

 

「あの場面での○○の行動は、××といつ背景があったからか!」
って理由付けされるのが読んでいて楽しい!、な二次小説がこれ~。

何故に子ども達まで、自動工場行きに参戦したのか?
シボさんの「人手は多い方がいいわね」の意図とは?
その辺が示されて(作者様いわく捏造w)、読むとスッキリ出来ますよー♪

特に、シボさんの台詞「途中で私を置いていったりしないわよね?」
に違和感を抱いた人はぜひ読めー!必読☆

 


> 『ザザッ……動け……ブッ……けない……のザザッ』
>

原作リスペクトな台詞♪
そして、その前に
「銃を構えた理由→相手が正気で無い可能性を考慮」
してるの、イイ。
そんなに気にはならなかったけど、劇場版で
「何故に最初は銃を構えて、
そのあと直ぐに銃を下ろして瓦礫どけ、の行動を起こした?」
って小さな違和感は抱いてたから。


> 霧亥の網膜には、【接続不良】の文字が躍る。
> (中略)
> つまり、コイツは正常だ。霧亥はそう結論付けた。
> 接続不良さえ解消してやれば、何らかの情報を聞き出せるかもしれない
>

んー、個人的嗜好の問題なのだけど、この場面は
「【接続不良】の文字が躍る。・・・(略)・・・そして【スリープモード】の文字。
つまり、(略)スリープモードを解除してさえやれば、(略)。
本来は、ここに人が踏み込んだ時点でスリープ解除されるのだろうが、
接触不良で、スリープモードのままのようだ。何か刺激を与えれば・・・」
とか妄想してたなぁ。
なので「信じ難い荒療治」で叩きつけた、、、ってイメージは無かった。
あくまでも「ちょっと刺激を与えた、スイッチをONにするために」ってだけ。
・・・ただ霧亥さんはなにぶん加減が利かない人のでw


> 有益とは言い難いけれど、無益でもない情報を。
>

あそこの「あぁ」での しかめっ面?が少し気になっていたのだけれど、
なるほど、こういう解釈あるのね。


> 「……あら、バレてたのね」
>

シボさん生き生きしてる♪
劇場版の長さの都合でカットされただろう場面で(ぉ)、
やっぱり接続(と書いて、「ぶんせき」と読む)しようとしてたかー。
どこのmoriだw


> 「霧亥にも私にも、他者との円滑な情報交換の為の端子があるってことよ。
>  ついでに貴方の情報も読み取りたかったんだけど、
>  案外と警戒心が強いのね」
> 「…………」
>

円滑な情報交換の為、に貴方の情報を読み取るw
物は言いようだな、オイww
さすがはマッドサイエンティスト、シボ姉さんwww

さっきの、バレたのね、と合わせて、
こういう「このキャラなら言いそうw」って二次小説、
物足りない物語を補完してくれるので、素敵だ♪


> 「彼らは、自分で行くと決めた」
> 「?」
> 「お前の為じゃない」
> シボが電基漁師たちを利用しようとしていると言うのなら、
> それは向こうも同じことのはずだ。
> 偽装端末を作る為に自動工場へ向かう彼女に同行し、
> あわよくば食料も作って貰おうと考えている。
>

まさかの霧亥さんからのフォローw
でも、確かにその通りなんだよね。
「なんでも作ってあげるから」で餌にしてる感が強いけど、
確かに give and take なんだよね。
電基漁師たちからすれば「食料が十分に手に入る」のであれば、
犠牲者を出すリスクを取る価値がある事柄なんだよねー。
実際、これまでにも新しい狩場を求めて、、、だったわけだから。。


> 『一つは、電基漁師たちの食料。一つは、偽装端末。
>  そしてもう一つは……私の新しい体』
> 「…………」
>

実は、霧亥とシボさんは内緒話してた!
いいねぇ、こういう原作(劇場版)を膨らましてくれる二次小説は♪
シボさんは「あらゆる電磁効果を知覚できる」くらい多数の感覚器を
持ってたはずだから会話のチャンネルも多いはずで、
電基漁師とは異なるチャンネルで話すのは自然~。
そして、原作の「あらゆる電磁波を知覚~」を彷彿とさせてくれてニヤニヤ♪


> セーフガードに襲われる危険を冒してまで、
> 彼女の新しい体が生成されるのを待ってやる必要はないのである。
>

あぁ、この背景を持って
「ねぇ霧亥……貴方まさか、途中で私を置いて
(偽装端末だけ持って)いったりしないわよね」
なのか!
こういう解釈は思いつかなかったなー。(!o!)
あのセリフ、原作リスぺなのは分かってても、唐突過ぎてモヤってました。
こういう「きっとこういう背景だ!」って示してくれる二次小説、イイ♪


> 「塊都の町も、今はもうきっと無いわね」
>

このセリフを「主だったものを連れ出してしまったから」
と捉えるとはわなぁ。

「何としてでも都市を人間の手に取り戻す」
という
シボさんの隠れた狂気。
原作以上なんだろうなぁ、劇場版のシボさんのソレは。
それが、あの「ゆっくり感」や「大物感」につながってるのかも?


> 「この世界には、もう感染から逃れられる場所なんて、無いのかもしれない」
>

これって、原作終盤の「感染しない場所がある」へのリスペクトかな?w
「通常の空間では、生まれたその瞬間から感染してしまうので」の
裏返しのことだから。

 

この作品の最後のところで霧シボしてるんだけど、
「イイ♪」以上の感想を言語化出来てない。。。(>_<)
生成に時間かかりそうなので、とりあえずここまでで。

劇場版で「あれ?」ってモヤってたひとは皆、
これを読んですっきりすると良いよ!

 

 

 

 

 

蛇足だけど、最後に一言。
難しいんだろうなぁ、BLAME!の二次創作は。
この作家さんの他に見つけられてない。(・_・)

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.040 呪いの天秤 #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.040 呪いの天秤 #narouN1799DT

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後半のソニアの心情描写というか、その展開がイイ。


> さて、ヴィルはどんな顔をしているかしら。
> 予想はできてる。彼は私ほど物事を割り切れない。
>
> 振り向くと、やはりヴィルは沈痛な面持ちで俯いていた。
> 親友の危機には駆けつけたいし、初恋の女の子に頼られたら応えたい。
> そんな表情に見えた。
> そう……分かった。
>
> 「ヴィルに選ばせてあげる。私のそばに残るか、彼女たちと霊山に向かうか」
>
> 部屋にいた全員が驚きを表した。特にヴィルは信じられない様子で固まっている。
> 今までと言っていることが違うからびっくりした?
> 私も少し驚いている。幼稚なことをしようとしている自覚はあるわ。
> でももう止まれない。ごめんね。
>

きっと、後でソニアは「ごめんなさい」って心の底から
ヴィルに謝るんだろうなー、って思う。

こういう、人の気持ちを試すような行為には嫌悪感を持っていて欲しい。
でも自分の中の欲求や不安の裏返しの結果、「愚かと思いつつ、発露を止められない場面」
偶には、あると思う。

だから、「幼稚なことをしようとしている」と自覚しつつ、
すべきではない、思いつつ、、、って心理展開は、
不思議と好感を覚えた。

そして、そここまで執着されるヴィルは、
後から幸せを噛み締めればいいよ!

 

 

 

 

 

 

・・・ちな、これを書いている中で、続きが公開されてたのだが、
おおむね理解の方向性は合っていたようで、良かったー。
そこまで「ごめんなさい」と明確には無かったけれど、
「悪いとは思っているわ」との謝罪はあったし。
まぁ、その辺は表現方法の差でしかない、、、じゃないかな。

BLAME!(2017年劇場アニメ版)の感想ログ。

BLAME!(2017年劇場アニメ版)の感想ログ。


BLAME劇場アニメ2017年版を見てきたので、感想書き散らし。
あ、・・・弐瓶勉画集「BLAME! and so on」は読み返してます。

BLAME!の劇場版を見てきた。今、「お金を払ってでももう一回見たい」って思う自分が居る。吃驚。そんな映画は、もののけ姫以来だわ。「BLAME!」原作の映画化として扱うと不満たらたらなんだけど、「BLAME!」という世界観のパラレルワールドとしてみる分には大変満足。DVD出たら買うわ。

満足なんだけど、最後のシボさんの扱いだけは、不満だー。え、右腕だけになったまま、霧亥とお別れは無いわー。あの探求心の塊のシボさんが、その先に進むことをあきらめるなんて無いわー。霧亥とともに歩かないとか無いわー

BLAME映画2017年版、何がそんなに気に入ったんだろう?ストーリー展開は、、ぶっちゃけ平凡。あ、マイナスの意図は無いです。10巻のストーリーを圧縮するとか「無い選択肢」だし、じゃあどこを取り出すんだってなると、この原作3~4巻の東亜重工の電基漁師編しかないだろう、って思った。

切り出す場面としてはたぶんベスト・セレクション。視点が電基漁師側なのもよかった♪ そこにシボとサナカン↑をどう絡めるかと思っていたら、ちゃーんと「腐りかけシボ」も「助けに来たわよ、霧亥」も、サナカン↑の偽装侵入も取り込んでて、ぞくぞく来た♪

最後を巨大セーフガード”大嚢王”の登場で締めるのも、「そう来たか!」で満足。統治局も、予備電子界も出来てヨシ!でも、予備電子界に触れたシボがその先の探求を諦めるとか、無いわー。そこだけ不満ー。原作のようにサナカンの体を乗っての復活は無理にしても、何とからなんかったかーい?!

さて、ストーリ展開やメッセージ性に唸るの私の好みのパターンなのだが、BLAME映画2017年版は(つか原作も)ストーリーやメッセージに訴えるものは無い(オイ。でもなんでこんなに心を揺さぶられるんだろう?)

上手く言葉に出来ないんだけど、「何故か説明がつかないんだけど、かっこいいシーン」ってヤツなのかなぁ。これって、そのシーンだけ切り出しても意味ないんだよ。その前の溜めが無いとダメないんだよ(あったなぁ、そういう「シーンだけ切り出し過ぎー」って不満に思ったヤツ。なんだっけ?思い出せん

短い2h弱の中に、必要な「溜め」を入れ込んでたんだろうなぁ、「シーン」が記号に成り下がらずに「生きてた」、ってことは。どこがキーなのか分からんけど。シボが偽装ネット端末遺伝子の周囲をモデルウォーク?する場面、もう一回見たいです(何。

初動のままにツイート漁って、「これや!そう、ソコが最高なんだ!」ってツイート見つけたので引用しとく。

 

BLAME劇場2017年版で、1つ疑問だったのが「なんでサナカン↑が、シボの不正接続を見つけた時に大砲をぶっ放さずに、レーザー?で綺麗に上半身だけを焼き切ったのだろうか?」なんだけど→「接続端子の破壊が、上位セーフガードとしてはNGなのか!?」と今思い至った。

つまり、アニメ版における「偽装端末遺伝子2nd」は正常動作していて(統治局も「接続が切れたので、許可できない」と言ったのであって、「不正」とは言ってない)、あくまでそこに乗っかったシボさんが「不正接続」なだけので、そこだけ焼き消した?

あとシボさんは「最低でも数千歳」だと、とあるツイート見て気づいた。そういえばそうだ。


ヤバいい、マジいい、凄イイ! シボさんシボさんシボさん霧亥サナカン↑シボさんサナカン↑シボさんシボさんシボさん!

ほんこれ。二番煎じで悪いが、

– 1回目の私「シボさん素敵!サナカン↑えげつねぇ!霧亥まじで話さねぇww」
– 2回目の私「・・・義体生成、・・・転送完了・・・貫通不可・・・表示の意味が分かるようになった。。。」

―――知らぬ間に、微小構成体を撃ち込まれた!?

 

ふぅ。

BLAME原作の全10巻、アーンドッ、弐瓶勉画集BLAME!and so on を読み直してから
臨んだ甲斐があった。満足―♪

湯気みた、
表示よめた、
義体よめた、
「前はひどい目に遭ったの」聞き取れた、
ドヤ顔みた、
なんか落としてるの見つけたぁあ!!!

 

つか、シボさん、「自動工場」について「前はひどい目に遭ったのよ」ってことは、
その工場ぜんぜん安全じゃないよね?危険な認識あったことよね?
その上で「私と一緒なら大丈夫よ」って電基漁師らを連れて行ったんだ?!
さすがネットスフィア欲求の塊!(褒めてる。
でもちゃんと、「自動工場」で最初に作るのが「携帯食料」なのところ良い♪
原作でも、そういう両面を持ってたよねー。

自動工場の場面に関して、「偽装端末」の外装が生成直後から汚れていたのだけ、ちょっと違和感。
迷彩服、、、って無理やり納得しようかなとも思ったけど、無理があるよね?
でもでも、
「自動工場」の生成フィールドからシボさんの義体がせり上がってくるところを見ることが出来たので満足♪
最初は気づかなかったよー。

んー、自動工場でシボさんが「前はひどい目に遭ったのよ」言ってるの、当時に何をしたんだろう?
偽装端末は塊都から持ってきたはずだし。。。
あと今回の「手古摺ってる」は何に?偽装端末作った後の誤魔化し?
それとも、まさか義体の方???

 

 

今の気持ちは→
「よく、こんな良いストーリーに仕立てたなぁ。
凄ぇ!初めての人も原作ファンも、それぞれに楽しめる。イイ♪」
感が強まった。

原作 BLAME! もそれはそれで魅力的なのだけれど、
今となっては「2017年劇場版」の方の設定での続きが見たい気持ちー。

ついでに何かのインタビューで原作者の弐瓶様が
「当時はサナカン↑推しだったんですが、今はシボ推しですね」
と言ってたのを見つけて嬉しい♪

ストーリーを知ったうえで見ると、
タエが村の結界(塗布防電)の中に入ってからの挙動不審っぷりが目についてイイ。
初めての時だと「・・・?」程度に微かにしか気づけなかったさ。
原作のサナカンが潜入するところも似た感じだったねー。そういう取り込み、イイ。

取り込みと言えば、
冒頭で電基漁師の子供たちが壁登りしてるところも、
原作からの取り込みなんだろうなー。いいわー。良いわー。

 

セイタカ・シボさんの初登場シーンの「カツーン、カツーン」の金属音、
ストーリーを知ったうえで待ち構えて聞くと、ゾクゾクするわー。イイ♪
もっと御御足をアップしたカメラワーク追加して!(流れ的に無理)。
そして名台詞「助けに来たわよ霧亥」・・・うっとり。(-▽-)

初めて見たときは、電基漁師らのストーリーは
「初見の人向けも考慮するなら、この視点しかないよねー。良いセレクト」
以上の感想は無かった。
なのだが、繰り返し観たら、これが独自の道を歩むシボと霧亥との対比になって、
アクセントとしても良く思えてきた。
カラーがあってこそ淡色が映える、と言うか。

 

腐れシボと霧亥の出会いのシーン、
あういう理解しあっている同志の会話、
で物語のアクセルが踏まれ始めるの、好き。
それまで
「ネット端末遺伝子?なんじゃそりゃ?」
「すげぇ銃だな」
程度だったのが、どんどんと明かされていくの→快感♪

 

シボ姉さんの、
「霧亥の身体は普通の人と違って~」と食事が要らない旨を伝えたり、
「大丈夫、寝てるだけよ」と電基漁師らに伝えたり、
気配りのできる解説者なところ、素敵ー。

・・・でも自分の目的のために、危険な「自動工場」に、、、
って「安全」とは一言も言ってないか。オーケーw

 

野営中にシボ姉さん(未だ、腐れシボ)が過去語りするところ、
霧亥に語り掛けているようで、実は づる へ聞かせてるんじゃないかなー、
って思ったんだけど、どうだろうか?
電基漁師らと霧亥&シボの距離を縮めることを狙って。

シボさんだから、づるが起きてることには当然気づいてるでしょー?

 

 

村に戻ってきて、シボさんが偽装端末を持ち上げて運ぶところ、
もっとゆっくりカメラワーク割いてほしいー。もっと見たいー。
(階段を降りてくところで我慢せぃw)

あと
「回したかったんですよシボさんをw」
の部分は
「あぁ、偽装端末の動作をチェックしてるんだね」
って脳内妄想完了しました!(‘◇’)ゞ
でも構えて見るとシーン短ぇ!あれ以上回ってもしゃーないの分るけど、短いよー!

 

 

サナカン↑は初っ端からもっと暴れまわっても良いと思うんだけど、
重力銃を連射できない霧亥の設定だと、簡単に殲滅されてしまって物語にならないから無理かw
「第○条・・・に基づき~」を設定することで
「暴れまわれない」枷を与えて、バランスしてるわけね。

サナカン↑の、抑揚のない話し方、一方的な通告文、という感じが出ててイイ。
セーフガード代理構成体らしい口調だわー。

なお、誰が何と言おうと、サナカン↑の初っ端の
「重力銃でシボ姉さんを狙ったけど、(捨造が電基漁師の銃で破壊して)逸れる」
は、仮に逸れなかったとしても、
シボさんの上半身だけを蒸発させて接続端子にはダメージ与えない計算が在った、
からぶっ放そうとした、の立場で行きます♪

で、そういう
「蒸発させる(貫通した遠い先でしか爆発は起きない)」
による局所破壊が出来なくなったので、
仕方なくサナカン↑は丁寧に時間を掛けてシボ姉さんの上半身だけを焼き払った、と。
うーん、えげつないサナカン↑(褒め。
で、その時間でチャージx3した霧亥の全力(?)が間に合う、と。
よく練られたストーリー、良いよー♪

まー、仮に捨造の武器破壊が無かった場合は、、、
統治局と対話する前にシボさんのネットスフィア接続が切れるだろうから、
捨造が大貢献!に変更は無いけどねー。

 

 

統治局の
「正当性は既に失われた」
の発言は、つまり
「劇場版シボさんの偽装端末自体は正当性があった
(サナカン!さえあの場に居なければネットスフィアに完全に入れた)」
という理解でOKですね?w

 

予備電子界を移動するシボさんに、けっこうなカメラワークを割いていると思うんだけど、
あそこに時間をかけた理由が、実はよく分ってない。
どういう表現なんだろう?

 

霧亥が、戦闘の最初の方で「裏側にある監視塔」を「塔」越しに打ち抜いて壊してくれたから、
駆除系の供給が止まって倒しきれた。
・・・よくストーリー作りこんであるなぁ。いいねぇ♪

そしてそして、サナカン↑の霧亥との死闘中の起き上がり方がキモイwww(誉め言葉。
内臓の無い身体なのだから、あぁでなくては♪

重力子放射線照射物射出装置の、身体に長く響く低音、良いわー。。。
はー、うっとり。

 

 

 

原作と違って霧亥が重力子放射線照射物射出装置を連射しないのは、
たぶん「急速充電モジュール」の本数に限りがあるから節約してるんだろうなぁ。
連射すると映画館の観客の耳がエライことになるから、なーんて理由ではないはずだw

んで、サナカン!撃退が終わって、
手シボに対して「・・・シボ」と、
劇場版2hの中で霧亥が唯一『他人の名前を呼ぶ』場面、が到来!
その視点で聞くと、またこれ良いわ―。にやにや。

 

 


(※以降の本記事には、結構なネタバレがあります。ネタバレがダメな人は直ぐ回れ右ー。)

 

この映画はマジで
「音響に拘ってる映画館で見ろ。さもないと損」
だ罠。こんなに違うとは思わなかった。。。

 

ところで、何度も観た結果→印象に残っているシーンのNo.1が、
腐れシボの最初の「ふぅ。待ちくたびれたわ」に成った件について―。
このセリフの印象がガンガンに上がってきている今日この頃。
2番目が「助けに来たわよ霧亥」(※カツーン、カツーンの足音を含む)。
3番目が「大丈夫、眠ってるだけよ」とモデルウォークくるくる、で悩むところ。

 

最後、起動車両に乗り込む直前の「監視塔」側の文字に出ている
「統治局:」の右の文字、何?
「通」のような気がするんだけど、どういう意図での「通」なのか分らん。
でも、これまで3回も見たけど、それ以外の読み方思いつかなかった。
どういう意図での「通」なんだろう?
「通(達):そこの物たちを攻撃するな」とかだろうか?
・・・そして監視塔は「だが、断る」とか?w

 

サナカン↑もシボさんも、肩から腕、丸ごとメタルで機械なのなー。
関節が無機的。
何度か観てやっと気づいた。
んで、等身大ポップ?で改めて確認した。
で、両足は?ってみたら、サナカン↑は無機的なのに対して、
シボさんの御御足(おみあし)は有機的ー♪\(^▽^)/

 

・・・原作のシボさんのボディ、レベル9に乗っ取られるまでは有機体メインだったよね?
なお、新装版のシボさんは足も無機的なご様子。
・・・で、オマエラ腕も足も無機的なのに胸部装甲が有機的なのは何故?w
いや、魅力的ですけどw

 

霧亥の身体って、だいぶ重い?
歩行音と捨造の「なんでこんなに重いんだよ」発言から、改めてそう思った。
で、思いから普段は動きがゆっくりなのかなぁ、と。省エネモードw
いざとなれば早く動けるけど、ね。
サナカン↑への急接近から顔掴んで投げ飛ばし、とか。

 

捨造が銃でサナカン↑を打った後に、サナカン↑の反撃のレーザー砲?を避ける場面、
何気に【魅せ場】だと思ったんだけど、どうでしょう?
壁を盾にしているように見せかけて「どうせ貫通するんだろ?」と、
打つ直前に動いて狙い外してる、、、よね、捨造?!やるじゃねーか!!!

 

――なお、
『劇場版「BLAME!」弐瓶勉描きおろし設定資料集』買いました。(・▽・)

 

弐瓶勉描きおろし設定資料集を読んだら、劇中の謎が溶けてきた(敢えてこの字)!!!
謎が解けてくよ~、謎が解けてくよ~。
(※感じ方には個人差があります)。

 

過去のシボの仲間たちで、後にあの集落ができる超構造体に辿り着いたのは、
シボさん自身を含めて5人だったのかー。へー。

 

・・・?!
シボさんの義体は上位セーフガードの素体だったのかよ!
まぁ確かに原作では、セーフガードの純正スーツを使いこなすどころか、
最後はセーフガイド最上位のレベル9にまで成っちゃった(望まぬ事故ですが)わけだけど、
劇場版の設定で、そう来るとは思わなかった。

そりゃー自動工場でセーフガードに襲われるわけだ。
なんてったって「セーフガードの素体」を「ネット端末遺伝子 非 所持者」が盗んだわけだからw
つか、「ちょっと深いところを弄ったから」って、コレ?これか?おいwww

 

シボさんの義体について、少なくとも設定資料集の2か所で「上位SGの素体」の
記載があるってことは、原作者の弐瓶勉様は、そこに思い入れがあるってことでOK?
えぇ、グッジョブです♪ 霧亥もSG系(プロトタイプ?な密使?)だし、
これで二人の旅へのハードルが原作より下がったー♪
・・・その前に、改めて義体を手に入れなきゃならないので、そこはレベル上がっちゃっけど。
近くに無いし。困ったねぇ(・_・)

 


腐れシボさん、霧亥との邂逅の場面で、
ほぼ頭部だけなのにけっこう動いてる!
「このざまよ」のところや、
「・・・出来なかった」のところとか!
動いてるっていうか、肩をすくめたかのような感情表現っていうか。
これは、大画面で見ないと気づかない罠―。
ネトフリで何度も見たけど、映画館に足を運んでよかった♪

 

劇場版の霧亥って、すでに身体の一部が不調だったりする?w
普段の動作がすごい億劫そうなので、ね?
「そこの瓦礫をどけて」とか戦闘時とか、
そういう『スイッチ入った動作』では素早く動けるようだけど。

 

シボさんの足音と歩き方、イイ。。。
あの有機的な御御足(おみあし)で「カツーン、カツーン」ってゆっくり歩く姿と
響く足音、、、改めて良いわぁ。。。うっとりー。
まぁ有機的に見えて実は硬い、かもだけどね。SG素体だしw

 

あと、これ。このツイートに全力で同意♪

先にも書いたけど、
腐れ祠での霧亥とシボの初対面の場面が、
あのやりとりが、一番のお気に入りシーンになってしまったよー。

もちろん、
「助けに来たわよ、霧亥」も、
「霧亥なら大丈夫、寝てるだけよ」も、
くるくるモデルウォークも、
捨てがたいんですけどねー。

 

くるくるモデルウォークといえば、ネットスフィア接続のタイミングで
シボさんの表情が「人間人形」に変わって見えた。。。
瞳孔の表現が違う、、、せいかな?
これ、当然、狙った演出だよね?!

 

霧亥 vs サナカン↑の戦闘の初っ端で、サナカン↑が霧亥の頭を蹴った時の音、重ッ!
人間の頭部が蹴られてする音じゃねぇw
さすが「超構造体」の頭部やー。。。

その後の肉弾戦の衝突音もいちいち重いw おかしいほどに重いww
ネトフリの音と全然違う。さすが映画館♪

 

・・・あれ?
最後に霧亥がシボを「・・・シボ」と認識する場面、
「ネット端末遺伝子非所持」って走査してたね?
え、手シボって虹彩を持っているの?!

 

 

 

ふぅ。
改めて、霧亥とシボと、電気漁師の村の人々との立ち位置(関係性)について思いごと。
素っ気なさが気になっていて、、、ね。
まぁ結論から言うと「ネットスフィア最優先のマッドサイエンティストだしー(誉め)」なんだけどもw

んー、、、霧亥とシボの二人は、電気漁師の村の人々とは、あくまで「他人(その他大勢)」。
積極的に危害を加えはしないが、積極的に守る「仲間」でもない。
づる、捨造、おやっさんたち「村の人々」は互いに仲間。
そして、彼らは霧亥やシボさんにも「仲間」のように
うっかり接してしまっている。
(おやっさんは、意識して一線を引いてるように見えるけど。さすが統領!)
一方で霧亥とシボの二人は、づる、捨造、おやっさんに対して
善意の範囲で対応するだけ。
だから2人は互いに名を呼び合うけど、電気漁師らのことは一人として名を呼んでない
・・・霧亥は、最後の「・・・シボ」の一応答のみだが(苦笑)。

 

サナカン↑の襲撃の際も、あくまで二人の目的である
「ネットスフィアへの接続」「せめて統治局との対話」を最優先。
霧亥は、村を守ったかのように見えるけど、
たぶんあれはシボの接続時間を稼ぐため。

んで、シボさんはシボさんで、村を見捨てるかのように
一直線に接続端子へ向かうけど、
「上位セーフガード(サナカン↑)から妨害されるよりも
先にネットスフィアに接続してどうにかする(方が早い)」
という目論見の元の行動なんだろうなぁ。

残念ながら、妨害が勝ってしまったので読み間違い。
で、結果として「どうにかする、事が出来なかった」から
シボさんは
「そんな・・・せめてあの集落へのセーフガードの攻撃を止めさせて」
と、自分がミスった分だけは村の人々のために行動する、
と立ち位置を変化させたんじゃないかなーと思った。

読んだ→「人間で有るということ【BLAME!】」by「乍」[pixiv]

読んだ→「人間で有るということ【BLAME!】」by「乍」[pixiv]
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8300105

こういう話が読みたかった!っていうBLAME!劇場版の二次創作見つけたー!

「シボさんが、村に残ってるの、すげー違和感!!!
 何故に残る??あれは無いわー。」
と思った人は必見♪

 

こちらの作者様は、「約束」で辿り着いて、フォローしてたんだけど、
作者様がツイートで「捨造に対する妄想が~」とか言われてたので、
「あれ?シボさん二次小説はもう無いの?」って不安に思って待ってた。
でもまさかのこういう展開とは!こういう展開ならご褒美です(*^▽^*)
というか、捨造の深堀りイイ。。。

こちらの作者様のツイートで
「つまりシボさんが追跡していったとしてもまだ合流できてない可能性があるわけで」
とあったのイイ。
公式リスペクトは、二次創作の必須要素、と思うのですよ。
「納得いかねー!」とは思いつつも、
「霧亥が未だ一人で旅をしてる描写」が公式で為されたのなら、
それを無かったことにしちゃアカンと思うのです。(←書けないくせに上から目線)。

・・・「再構成もの」という最終兵器を使えば、話は別ですが。

さて、大量引用行くぞ。
ネタバレがダメな人は、今すぐ作品のURLへ飛ぼう!
(※当方、ネタバレはウェルカムな人。するめ作品が好み、ゆえ)

 

 

 

 

 

> なんだか愉快になった。まさか2000年も経ってまで、
> 他人の色恋に口出しするハメになろうとは思ってもみなかった。
> どれほどの時が経とうとも、男と女がいる限りこうしたやり取りは不滅なのだろう。
> これも、霧亥が私を見つけてくれたおかげね、とおかしくなる。
> あの男ほど、そうした感情の機微に無関心そうな者もいないだろうに。
>

シボさんをどう絡めるのかと思ったら、こう絡めてるのか!
「まさか2000年も経ってまで」は、シボさんだからこその台詞。
このシーンでキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! だったw


> 「シボさんは、行かないよね」
> 「?」
> 「霧亥みたいに、行ってしまったりしないよね」
> づるは片腕をシボに伸ばし、もう片方の腕で霧亥の装置を胸に抱き締める。
> だがシボは、その言葉に応えてやることはできなかった。
>

シボとづるの絡み。
野営中の場面を思い出した。
「応えてやることはできなかった」
がシボさんくてイイ。拒絶の言葉を言わない優しがイイ。


> 「ふふ、撫でてあげましょうか」
> 「い、いらねーよ!」
> シボがそう言うと、何故かわずかに赤くなって捨造は怒鳴り返した。
>

シボさん、おちゃめ♪
劇場版のシボさんに「お茶目」なシーンは無かったけど、
でもおちゃめさの空気は在ると思っていた。
・・・原作の「身体がいっぱいあるよー」に引っ張られてる、私?
でも劇場版のシボさんも、このくらいは言いそうなんだよねー。
(・∀・)ニヤニヤ


> 生き延びる為ならばなんでもやったのだ
> ……仲間たちの中でも、彼女ほどに生身を放棄することに
> 躊躇いを覚えない者はいなかった。
> ……だからこそ、シボだけが永い時を越え、
> 生き延びることができたのだが。
>

劇場版のシボさんは、原作と違って仲間と共に旅してた来た。
その仲間が皆、居なくなって何故にシボさんだけが生き延びることができたのか?
単なる偶然で片づけるのはもやもや、、、してたので、
「それだ!」ってこの二次設定はツボだった。
シボさんらしくてイイ。ありがとー、作者様!


> シボから見れば、そうした現状は「不便ね」と溜め息をつきたくなってしまうけれど。
> ……違うんでしょうね。きっと、狂っているのは私たちの方なんだわ。
>
>  (中略)
>
> ……だからと、自分が間違っていたとは思わない。シボはそれほど弱くはないし、
> 自虐的な性格でもない。過ちを犯したというのならば、
> 償う為の方法を考えることができる。そしてその為ならば、
> どんな犠牲でも厭わないだけの強さも持っていた。
> 「私のこの体はね、必要だったのよ」
>

いいなぁ、、この流れ。
劇場版のシボさんらしくて、これもツボ。
うまく言えないけど、原作と違って劇場版のシボさんは「感嘆符が少ない」んですよ。
だから、こういう考え方を、捉え方をする(ように成った)人だと思うんだ。
うー、言葉でうまく表現できないのが残念。


> 「……俺にゃあ、やっぱ理解できねーべ」
>
> (中略)
>
> 「俺は、今の暮らしが、嫌いじゃねぇんだ」
>
> (中略)
>
> 「だから……づるのことだよ。追いかけていったとして、連れて行ってくれると思うか?」
>
> 「…………」
> 意外だわ。とっても意外。この男、もしかするとシボが考えているよりも、ずっと器が大きいのではないだろうか。
>

劇場版リスペクト!!
捨造だ。捨造が居るよ!(ぉ。


> 「じゃあ、アンタなら?」
> 「?」
> 「アンタだったら、アイツと一緒に行けるのか?」
> またまた意外なことを言い出した。
> なんなのかしら、この男。霧亥とは違う意味で、興味深い思考回路だわ。
> 「まぁ……霧亥に合わせることは可能だと思うわ。人間離れって意味なら、たぶん私の方が酷いもの」
>

あー、シボさんだ。シボさんが居るー。
シボさんが劇場版2hの枠を超えて動き出してくれてるー。
(※好みの展開過ぎて、言葉がおかしくなってきたらしい)


> づるは面白くなかった。最近、全然シボと話せていないのだ。
>

づるが居るー。(以下略。


> 「私が怖いかしら」
>
> 「左腕だけの女は嫌いかしら」
>
> 「気持ち悪い思いをさせてごめんなさいね。私はもう、体の有無なんて気にしなくなっちゃったから」
>
> 「ならないわね。体があろうがなかろうが、些細なことだわ」
>

なんでこんなに、らしい言葉が思いつくんですかね、二次創作の作者様は。
この流れからの、ストーリーのの加速、とても好み。

もう下手なコメントつけるのが勿体ないので、これ以降は引用止める。
この後の、(劇場版のシボさんとしては)珍しく動揺するシボさんが見れて、
そこからの結論付けと最後の終わり方が、すげぇイイ。(〃∇〃)
# そして早く続き!(ぉ

さぁ、もう一回読んでこよー♪

読んだ→「人狼への転生 – 魔王の副官 – 」No.399 – 騎士百合の福音 #narouN1576CU

読んだ→「人狼への転生 – 魔王の副官 – 」No.399 – 騎士百合の福音 #narouN1576CU
http://ncode.syosetu.com/n1576cu/399/


>  クルツェは興味深げに問う。
> 「で、いかがでしたかな? 人の世を渡ってきた御感想は」
> 「正直かなり疲れたよ。だが楽しい」
>

だが楽しい、って言えるエレオラは有能だねぇ。。。
さすが皇帝陛下。


>  それを見ていたクルツェは少し沈黙し、軽く首を傾げた。
> 「もしかして先程のは、いわゆる『非礼な質問』
>  という類のものだったでしょうか?」
> 「そうだな。私以外にはしない方がいいぞ。
>  せっかくだから反撃してやろう、クルツェ殿はなぜ結婚なさらんのだ?」
> 「研究に夢中になって、妻子をほったらかしにするのが
>  目に見えているからです。私には家庭を持つ適性がありません」
>
>  二人はしばらく沈黙する。妙な連帯感のようなものが漂っていた。
> 「やはり甥や姪を可愛がっているぐらいが、我々にはちょうど良いな」
> 「陛下のおっしゃる通りです」
> 「ははははは」
>  エレオラがまた笑い、クルツェも無言のまま微かに表情を変えた。
> きっと笑っているのだろう。
>

感情や情の機微に疎い、という初登場時設定だったエレオラと、
「そもそも、種族としてそういう概念が薄い」という設定の竜人族のクルツェと、
両者のこんな対談が見れるとは、、、初登場の頃は考えもしなかったねぇ。
彼等なら、こういう会話をして笑うだろう、って思える。
イイ。


> その頃には、爆発を警戒した精鋭の近衛兵たちが、
> エレオラの周囲を静かに警護していた。
> エレオラは振り返り、彼らに命じる。
> 「今のはおそらく、魔撃銃の暴発事故だ。
>  ミーチャとフリーデに怪我がないか確認して、
>  二人ともここに連れてこい。
>  安全管理の徹底について、一から叩き込んでやる」
> 「はっ」
>

エレオラの「爆発への対応」が優秀だねぇ。
先ず「暴走事故だ」として、大事が無い旨を部下へ伝えて、
そのうえで「叩き込んでやる」とちゃんと罰を示す。
有能な上位者って素敵。

 

ふぅ。
人狼への転生 – 魔王の副官、への感想はたぶんこれで最後かな。
今月で、外伝も終わるらしいし、最近はそこまで「ソレだ!」って
他人に吹聴して回りたいほどの衝動に駆られる回も無いので。
(ウエメセで失礼)。

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 039 幸福の日々、予期せぬ来週 #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 039 幸福の日々、予期せぬ来週 #narouN1799DT
http://ncode.syosetu.com/n1799dt/39/

 

ラブラブ展開の絶頂からの急展開!
「来るぞ来るぞ」と少しずつ少しずつ、ここ数話で仕掛けたあとの
急展開。ストーリー前進にアクセル。良いわー♪


> 人肌の温かさを知ってしまったら、もう一人で眠ることはできなかった。
> 片時も離れたくない。朝が来ても起き上がりたくない。
> こうして人間は強欲になり堕落していくのね。
> まぁ、眠たいのは単純に睡眠が足りないからでしょうけど。
> 今日もお昼寝が必要かしら。
>


> ヴィルはどれだけ疲れていても決まった時間に目が覚める体質みたい。
> 私が甘えれば一緒に二度寝してくれるけど、大抵はベッドを抜け出して早朝の鍛錬に行く。
> 朝食の準備や里の当番もしてもらわないといけないから文句はないわ。
>


> 午後はヴィルと一緒に過ごす。
> 午前中に従者として頑張ってもらった分、
> 午後は目いっぱい恋人を労うことにしている。
>

連続の引用多めで悪いんだけど、
「恋人のラブラブな風景」ってのをうまく表してていいなぁ♪
ちゃんと生活してるのもいい。生活感のあるラブラブ描写ってあまりお目にかかれない気がするー。
ソニアの方が実は参っている、っていう流れも好みー。


> 決めた。
> 今この場でエメルダ嬢を社会的に殺す。ヴィルの初恋の思い出とともに、徹底的に。
>
> 私は獲物を見据え、笑みを深めた。
>

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ソニア姉さん、期待しています!

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 032 炎の踊り #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 032 炎の踊り #narouN1799DT
http://ncode.syosetu.com/n1799dt/32/

長文での引用を失礼ー。


> 光の魔術が消えて女の姿が闇に溶けた。見失ってしまった。
> 俺の心が絶望に支配されかけた、そのとき。
>
> 【――闇に食われし永遠の卵よ。紡がれし流れに抗い、殻を割れ】
>
> 凛とした声が闇の中に響いた。
> そして、強烈な光が視界を染める。
>
> 【血よ、炎よ、我が敵の命を貪り尽くせ――ラミアス・フェニコ】
>
> 二色の火柱が上がった。
> 黒いローブの女の足に赤黒い炎が巻きついている。
> 周囲にいた蛇は一瞬で全て消し炭になった。
>
> 「ぎゃあぁああ! なぜ!? なぜだ! あぁっ――」
>
> 炎から逃れようと女が踊る。女の目は俺の後ろ、もう一つの炎の塊に向けられていた。
>
> 「ソニア……!?」
>
> そこには白い炎を纏う少女が立っていた。
> その神秘的な姿は天使のようなのに、悪魔のような迫力がある。
>

カタルシス、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「この後逆転だよな?」って分かりやすい伏線だろうとも、
それが適切に回収されれば、それで十分に気持ち良いものですよ。
王道こそ王道ゆえに王道!

で、このカタルシスを挟んで、ソニアとヴィルの心が
一気に近づいていく、それも本人たちですら「あれ?」って
流れで近いづいていくのが良いなー♪
心境が流れ出すときって、そういうものだと思うんだー。

読んだ→「約束【BLAME!】」@BLAME二次創作

読んだ→「約束【BLAME!】」@二次創作
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8248587

BLAME!の劇場2017年版を見て、衝動に駆られて検索して見つけた小説。
3作あるけど、一番良かったコレから紹介。


> 「開いた!!」
> 歓喜の声を上げると共に、シボは抜かりなく腕に仕込んでいたワイヤーを伸ばして穴の縁に引っ掛ける。
> ……だが、足元を崩された霧亥とはその瞬間に離れ離れになってしまっていた。
> ワイヤーに釣られるシボの姿を見ながら、霧亥は妙に冷静に考える。
> まぁ、お前はそういう女だよな。
> 彼が焦りを感じたのは、ダウンロードされてきた巨大セーフガードに足元を崩された時だ。
> 登ってきた距離をまともに落下することになれば、いかに彼であろうと再び動けるようになるまで、どれくらいの時間がかかるか分からない。
> だが、意に反して彼が落下することはなかった。霧亥の手を掴み、救い上げる力がある。
> …………シボ!
>

あの場面を、こう料理するとは、、、イイ♪
シボさんのマッドサイエンティストっぷりによるギャグ風味もあるけど、
一応シリアス作品だと思う。

ギャグが前面に出てくるのは好きじゃないけど、このくらいならOK-。
この二次創作を見つけれて、良かったー。
少しだけ行き場の無いBLAME熱を、少しだけ扱えた気がするー。