読んだ→「人間で有るということ【BLAME!】」by「乍」[pixiv]

読んだ→「人間で有るということ【BLAME!】」by「乍」[pixiv]
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8300105

こういう話が読みたかった!っていうBLAME!劇場版の二次創作見つけたー!

「シボさんが、村に残ってるの、すげー違和感!!!
 何故に残る??あれは無いわー。」
と思った人は必見♪

 

こちらの作者様は、「約束」で辿り着いて、フォローしてたんだけど、
作者様がツイートで「捨造に対する妄想が~」とか言われてたので、
「あれ?シボさん二次小説はもう無いの?」って不安に思って待ってた。
でもまさかのこういう展開とは!こういう展開ならご褒美です(*^▽^*)
というか、捨造の深堀りイイ。。。

こちらの作者様のツイートで
「つまりシボさんが追跡していったとしてもまだ合流できてない可能性があるわけで」
とあったのイイ。
公式リスペクトは、二次創作の必須要素、と思うのですよ。
「納得いかねー!」とは思いつつも、
「霧亥が未だ一人で旅をしてる描写」が公式で為されたのなら、
それを無かったことにしちゃアカンと思うのです。(←書けないくせに上から目線)。

・・・「再構成もの」という最終兵器を使えば、話は別ですが。

さて、大量引用行くぞ。
ネタバレがダメな人は、今すぐ作品のURLへ飛ぼう!
(※当方、ネタバレはウェルカムな人。するめ作品が好み、ゆえ)

 

 

 

 

 

> なんだか愉快になった。まさか2000年も経ってまで、
> 他人の色恋に口出しするハメになろうとは思ってもみなかった。
> どれほどの時が経とうとも、男と女がいる限りこうしたやり取りは不滅なのだろう。
> これも、霧亥が私を見つけてくれたおかげね、とおかしくなる。
> あの男ほど、そうした感情の機微に無関心そうな者もいないだろうに。
>

シボさんをどう絡めるのかと思ったら、こう絡めてるのか!
「まさか2000年も経ってまで」は、シボさんだからこその台詞。
このシーンでキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! だったw


> 「シボさんは、行かないよね」
> 「?」
> 「霧亥みたいに、行ってしまったりしないよね」
> づるは片腕をシボに伸ばし、もう片方の腕で霧亥の装置を胸に抱き締める。
> だがシボは、その言葉に応えてやることはできなかった。
>

シボとづるの絡み。
野営中の場面を思い出した。
「応えてやることはできなかった」
がシボさんくてイイ。拒絶の言葉を言わない優しがイイ。


> 「ふふ、撫でてあげましょうか」
> 「い、いらねーよ!」
> シボがそう言うと、何故かわずかに赤くなって捨造は怒鳴り返した。
>

シボさん、おちゃめ♪
劇場版のシボさんに「お茶目」なシーンは無かったけど、
でもおちゃめさの空気は在ると思っていた。
・・・原作の「身体がいっぱいあるよー」に引っ張られてる、私?
でも劇場版のシボさんも、このくらいは言いそうなんだよねー。
(・∀・)ニヤニヤ


> 生き延びる為ならばなんでもやったのだ
> ……仲間たちの中でも、彼女ほどに生身を放棄することに
> 躊躇いを覚えない者はいなかった。
> ……だからこそ、シボだけが永い時を越え、
> 生き延びることができたのだが。
>

劇場版のシボさんは、原作と違って仲間と共に旅してた来た。
その仲間が皆、居なくなって何故にシボさんだけが生き延びることができたのか?
単なる偶然で片づけるのはもやもや、、、してたので、
「それだ!」ってこの二次設定はツボだった。
シボさんらしくてイイ。ありがとー、作者様!


> シボから見れば、そうした現状は「不便ね」と溜め息をつきたくなってしまうけれど。
> ……違うんでしょうね。きっと、狂っているのは私たちの方なんだわ。
>
>  (中略)
>
> ……だからと、自分が間違っていたとは思わない。シボはそれほど弱くはないし、
> 自虐的な性格でもない。過ちを犯したというのならば、
> 償う為の方法を考えることができる。そしてその為ならば、
> どんな犠牲でも厭わないだけの強さも持っていた。
> 「私のこの体はね、必要だったのよ」
>

いいなぁ、、この流れ。
劇場版のシボさんらしくて、これもツボ。
うまく言えないけど、原作と違って劇場版のシボさんは「感嘆符が少ない」んですよ。
だから、こういう考え方を、捉え方をする(ように成った)人だと思うんだ。
うー、言葉でうまく表現できないのが残念。


> 「……俺にゃあ、やっぱ理解できねーべ」
>
> (中略)
>
> 「俺は、今の暮らしが、嫌いじゃねぇんだ」
>
> (中略)
>
> 「だから……づるのことだよ。追いかけていったとして、連れて行ってくれると思うか?」
>
> 「…………」
> 意外だわ。とっても意外。この男、もしかするとシボが考えているよりも、ずっと器が大きいのではないだろうか。
>

劇場版リスペクト!!
捨造だ。捨造が居るよ!(ぉ。


> 「じゃあ、アンタなら?」
> 「?」
> 「アンタだったら、アイツと一緒に行けるのか?」
> またまた意外なことを言い出した。
> なんなのかしら、この男。霧亥とは違う意味で、興味深い思考回路だわ。
> 「まぁ……霧亥に合わせることは可能だと思うわ。人間離れって意味なら、たぶん私の方が酷いもの」
>

あー、シボさんだ。シボさんが居るー。
シボさんが劇場版2hの枠を超えて動き出してくれてるー。
(※好みの展開過ぎて、言葉がおかしくなってきたらしい)


> づるは面白くなかった。最近、全然シボと話せていないのだ。
>

づるが居るー。(以下略。


> 「私が怖いかしら」
>
> 「左腕だけの女は嫌いかしら」
>
> 「気持ち悪い思いをさせてごめんなさいね。私はもう、体の有無なんて気にしなくなっちゃったから」
>
> 「ならないわね。体があろうがなかろうが、些細なことだわ」
>

なんでこんなに、らしい言葉が思いつくんですかね、二次創作の作者様は。
この流れからの、ストーリーのの加速、とても好み。

もう下手なコメントつけるのが勿体ないので、これ以降は引用止める。
この後の、(劇場版のシボさんとしては)珍しく動揺するシボさんが見れて、
そこからの結論付けと最後の終わり方が、すげぇイイ。(〃∇〃)
# そして早く続き!(ぉ

さぁ、もう一回読んでこよー♪

読んだ→「人狼への転生 – 魔王の副官 – 」No.399 – 騎士百合の福音 #narouN1576CU

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http://ncode.syosetu.com/n1576cu/399/


>  クルツェは興味深げに問う。
> 「で、いかがでしたかな? 人の世を渡ってきた御感想は」
> 「正直かなり疲れたよ。だが楽しい」
>

だが楽しい、って言えるエレオラは有能だねぇ。。。
さすが皇帝陛下。


>  それを見ていたクルツェは少し沈黙し、軽く首を傾げた。
> 「もしかして先程のは、いわゆる『非礼な質問』
>  という類のものだったでしょうか?」
> 「そうだな。私以外にはしない方がいいぞ。
>  せっかくだから反撃してやろう、クルツェ殿はなぜ結婚なさらんのだ?」
> 「研究に夢中になって、妻子をほったらかしにするのが
>  目に見えているからです。私には家庭を持つ適性がありません」
>
>  二人はしばらく沈黙する。妙な連帯感のようなものが漂っていた。
> 「やはり甥や姪を可愛がっているぐらいが、我々にはちょうど良いな」
> 「陛下のおっしゃる通りです」
> 「ははははは」
>  エレオラがまた笑い、クルツェも無言のまま微かに表情を変えた。
> きっと笑っているのだろう。
>

感情や情の機微に疎い、という初登場時設定だったエレオラと、
「そもそも、種族としてそういう概念が薄い」という設定の竜人族のクルツェと、
両者のこんな対談が見れるとは、、、初登場の頃は考えもしなかったねぇ。
彼等なら、こういう会話をして笑うだろう、って思える。
イイ。


> その頃には、爆発を警戒した精鋭の近衛兵たちが、
> エレオラの周囲を静かに警護していた。
> エレオラは振り返り、彼らに命じる。
> 「今のはおそらく、魔撃銃の暴発事故だ。
>  ミーチャとフリーデに怪我がないか確認して、
>  二人ともここに連れてこい。
>  安全管理の徹底について、一から叩き込んでやる」
> 「はっ」
>

エレオラの「爆発への対応」が優秀だねぇ。
先ず「暴走事故だ」として、大事が無い旨を部下へ伝えて、
そのうえで「叩き込んでやる」とちゃんと罰を示す。
有能な上位者って素敵。

 

ふぅ。
人狼への転生 – 魔王の副官、への感想はたぶんこれで最後かな。
今月で、外伝も終わるらしいし、最近はそこまで「ソレだ!」って
他人に吹聴して回りたいほどの衝動に駆られる回も無いので。
(ウエメセで失礼)。

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 039 幸福の日々、予期せぬ来週 #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 039 幸福の日々、予期せぬ来週 #narouN1799DT
http://ncode.syosetu.com/n1799dt/39/

 

ラブラブ展開の絶頂からの急展開!
「来るぞ来るぞ」と少しずつ少しずつ、ここ数話で仕掛けたあとの
急展開。ストーリー前進にアクセル。良いわー♪


> 人肌の温かさを知ってしまったら、もう一人で眠ることはできなかった。
> 片時も離れたくない。朝が来ても起き上がりたくない。
> こうして人間は強欲になり堕落していくのね。
> まぁ、眠たいのは単純に睡眠が足りないからでしょうけど。
> 今日もお昼寝が必要かしら。
>


> ヴィルはどれだけ疲れていても決まった時間に目が覚める体質みたい。
> 私が甘えれば一緒に二度寝してくれるけど、大抵はベッドを抜け出して早朝の鍛錬に行く。
> 朝食の準備や里の当番もしてもらわないといけないから文句はないわ。
>


> 午後はヴィルと一緒に過ごす。
> 午前中に従者として頑張ってもらった分、
> 午後は目いっぱい恋人を労うことにしている。
>

連続の引用多めで悪いんだけど、
「恋人のラブラブな風景」ってのをうまく表してていいなぁ♪
ちゃんと生活してるのもいい。生活感のあるラブラブ描写ってあまりお目にかかれない気がするー。
ソニアの方が実は参っている、っていう流れも好みー。


> 決めた。
> 今この場でエメルダ嬢を社会的に殺す。ヴィルの初恋の思い出とともに、徹底的に。
>
> 私は獲物を見据え、笑みを深めた。
>

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ソニア姉さん、期待しています!

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す – 032 炎の踊り #narouN1799DT

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http://ncode.syosetu.com/n1799dt/32/

長文での引用を失礼ー。


> 光の魔術が消えて女の姿が闇に溶けた。見失ってしまった。
> 俺の心が絶望に支配されかけた、そのとき。
>
> 【――闇に食われし永遠の卵よ。紡がれし流れに抗い、殻を割れ】
>
> 凛とした声が闇の中に響いた。
> そして、強烈な光が視界を染める。
>
> 【血よ、炎よ、我が敵の命を貪り尽くせ――ラミアス・フェニコ】
>
> 二色の火柱が上がった。
> 黒いローブの女の足に赤黒い炎が巻きついている。
> 周囲にいた蛇は一瞬で全て消し炭になった。
>
> 「ぎゃあぁああ! なぜ!? なぜだ! あぁっ――」
>
> 炎から逃れようと女が踊る。女の目は俺の後ろ、もう一つの炎の塊に向けられていた。
>
> 「ソニア……!?」
>
> そこには白い炎を纏う少女が立っていた。
> その神秘的な姿は天使のようなのに、悪魔のような迫力がある。
>

カタルシス、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「この後逆転だよな?」って分かりやすい伏線だろうとも、
それが適切に回収されれば、それで十分に気持ち良いものですよ。
王道こそ王道ゆえに王道!

で、このカタルシスを挟んで、ソニアとヴィルの心が
一気に近づいていく、それも本人たちですら「あれ?」って
流れで近いづいていくのが良いなー♪
心境が流れ出すときって、そういうものだと思うんだー。

読んだ→「約束【BLAME!】」@BLAME二次創作

読んだ→「約束【BLAME!】」@二次創作
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8248587

BLAME!の劇場2017年版を見て、衝動に駆られて検索して見つけた小説。
3作あるけど、一番良かったコレから紹介。


> 「開いた!!」
> 歓喜の声を上げると共に、シボは抜かりなく腕に仕込んでいたワイヤーを伸ばして穴の縁に引っ掛ける。
> ……だが、足元を崩された霧亥とはその瞬間に離れ離れになってしまっていた。
> ワイヤーに釣られるシボの姿を見ながら、霧亥は妙に冷静に考える。
> まぁ、お前はそういう女だよな。
> 彼が焦りを感じたのは、ダウンロードされてきた巨大セーフガードに足元を崩された時だ。
> 登ってきた距離をまともに落下することになれば、いかに彼であろうと再び動けるようになるまで、どれくらいの時間がかかるか分からない。
> だが、意に反して彼が落下することはなかった。霧亥の手を掴み、救い上げる力がある。
> …………シボ!
>

あの場面を、こう料理するとは、、、イイ♪
シボさんのマッドサイエンティストっぷりによるギャグ風味もあるけど、
一応シリアス作品だと思う。

ギャグが前面に出てくるのは好きじゃないけど、このくらいならOK-。
この二次創作を見つけれて、良かったー。
少しだけ行き場の無いBLAME熱を、少しだけ扱えた気がするー。

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.025 – ヴィルの迷い #narouN1799DT

読んだ→「らすぼす魔女は前世の最萌を飼い殺す」No.025 – ヴィルの迷い #narouN1799DT
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大人のキッザニアの回、その2。
前回(No.020)とはちょっと方向性が違うけど、クールやり取りは続く。

> ソニアは夜空を仰ぎ、歌うように罪を告白した。
>
> 「私がそうなるようにしたの。
>  ヴィルの中心にあったもの、大切にしていたものを
>  全て跡形もなく壊して、代わりに新しいものを与えた。
>  ヴィルが望んでいたものを揃えた。
>  思わず手を伸ばしてしまうように誘導したのよ」
>
> 違うだろ、と俺は首を横に振った。
> この言葉を真に受けるほど馬鹿ではない。
> ソニアはどこまで俺を甘やかすつもりだろう。俺の罪悪感のはけ口になり、俺を楽にしようとしてくれる。
>

ソニア姉さん、かっこいいわー。
ぞくぞくする自負と優しさ。そしてクール。
そしてそして、それに対して「違うだろ」と首を振るまでがワンセット、な。
イイ。


> 「お父様は外面は完璧だけど、
>  家の中では冷たくて静かな人だった。
>  ジェベラを虜にしただけあって、顔は良かったわ。
>  男前というよりも中性的で妖艶な感じ。
>  印象的だったのが、とても綺麗な――」
>
> ソニアははっとしたように足を止めた。
>

あれ?もしかして、ソニア姉さん、ファザコン?!


> 「家を建て替えようと思って。
>  あの屋敷、広すぎて手入れが大変なんだもの。
>  それに血生臭い思い出がたくさんある。
>  特に地下室は埋め立ててしまわないと……」
>
> 地下室には俺も入ったことがない。封鎖されている。
> かつてアロニアが宝珠の研究をし、ファントムたち実験体を虐待していた場所だ。
>

そして、話の終着地点として持ってきた「家を建てる」の
背景がコレ。よく練られた話の展開でイイ。
ちゃんと背景があるの、イイ。
1つの行為に対して、目的は1つじゃない。ソニア姉さん、素敵。