読んだ→「人狼への転生 – 魔王の副官 – 」No.399 – 騎士百合の福音 #narouN1576CU
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> クルツェは興味深げに問う。
> 「で、いかがでしたかな? 人の世を渡ってきた御感想は」
> 「正直かなり疲れたよ。だが楽しい」
>
だが楽しい、って言えるエレオラは有能だねぇ。。。
さすが皇帝陛下。
> それを見ていたクルツェは少し沈黙し、軽く首を傾げた。
> 「もしかして先程のは、いわゆる『非礼な質問』
> という類のものだったでしょうか?」
> 「そうだな。私以外にはしない方がいいぞ。
> せっかくだから反撃してやろう、クルツェ殿はなぜ結婚なさらんのだ?」
> 「研究に夢中になって、妻子をほったらかしにするのが
> 目に見えているからです。私には家庭を持つ適性がありません」
>
> 二人はしばらく沈黙する。妙な連帯感のようなものが漂っていた。
> 「やはり甥や姪を可愛がっているぐらいが、我々にはちょうど良いな」
> 「陛下のおっしゃる通りです」
> 「ははははは」
> エレオラがまた笑い、クルツェも無言のまま微かに表情を変えた。
> きっと笑っているのだろう。
>
感情や情の機微に疎い、という初登場時設定だったエレオラと、
「そもそも、種族としてそういう概念が薄い」という設定の竜人族のクルツェと、
両者のこんな対談が見れるとは、、、初登場の頃は考えもしなかったねぇ。
彼等なら、こういう会話をして笑うだろう、って思える。
イイ。
> その頃には、爆発を警戒した精鋭の近衛兵たちが、
> エレオラの周囲を静かに警護していた。
> エレオラは振り返り、彼らに命じる。
> 「今のはおそらく、魔撃銃の暴発事故だ。
> ミーチャとフリーデに怪我がないか確認して、
> 二人ともここに連れてこい。
> 安全管理の徹底について、一から叩き込んでやる」
> 「はっ」
>
エレオラの「爆発への対応」が優秀だねぇ。
先ず「暴走事故だ」として、大事が無い旨を部下へ伝えて、
そのうえで「叩き込んでやる」とちゃんと罰を示す。
有能な上位者って素敵。
ふぅ。
人狼への転生 – 魔王の副官、への感想はたぶんこれで最後かな。
今月で、外伝も終わるらしいし、最近はそこまで「ソレだ!」って
他人に吹聴して回りたいほどの衝動に駆られる回も無いので。
(ウエメセで失礼)。