読んだ→「悪徳の都に浸かる」No.007 – 猟犬の結末
https://novel.syosetu.org/42700/7.html
某所から流れついで読んでみた。
「BLACK LAGOON」と言う作品の二次創作らしい。
元の作品は知らないけれど、この作品は楽しめた。
> 「おっかねえなぁ」
>
> そう零すウェイバーの手には、愛銃は握られていない。
>
> 「抜かないのですか」
> 「生憎と、俺は射撃のセンスが皆無でね。狙ったところに飛んでいったためしがない」
>
> だからまぁ、と彼は言葉を続けて。
>
> 「お前の相手にゃなんねえよ」
>
> 直後。
> 拳銃を握るロベルタの手の甲を、一発の弾丸が撃ち抜いた。
>
> 「……ッ!?」
>
> 突然の痛みに、何が起こったのか理解するのがコンマ数秒遅れる。
> そして気がついた。
> ウェイバーの手に、 いつの間にか( ・・・・・・)銀のリボルバーが握られていることに。
> だがロベルタが驚愕したのはその早撃ちではない。
> 彼が放った弾丸は、 真横(・・)から飛んできたのだ。
>
> (跳弾……。周囲のコンテナを利用して、銃を持つ手の甲を正確に……)
>
ぶっ飛んでる超絶技巧が、心地よいねー。
よくよく考えると「現実にはネーダロ」ではあるんだが、
勢いで一瞬「ありそう!」って思わせてくれる、誇張現実。
こういうの好きだ♪
どこをオーバーに書くと、現実感を失わずに魅力が増すのか、って
あたりを作者様分かってらっしゃるのねー。
ちな、この作品は「勘違い物」でもあるらしい。
上記の場面のウェーバーさんの超絶技巧は「偶々。狙ってない。幸運の賜物」。
・・・どんだけの幸運があれば、そんな都合よく展開するんだよ!って
突っ込みたくなるんだけど、本人は「俺の玉は狙ったところに飛ばない」とのことでw
それでいて、「銃を抜く速度は、常人が視認出来ないレベルで早い」は
「練習したのでマジ」という設定。勘違い設定が上手いねぇ。
・・・あとがきの「毎日一万回、感謝の正拳t()」で噴いたわwww