読んだ→「人狼への転生、魔王の副官」ガーシュ親分のぼやき #narouN1576CU

読んだ→「人狼への転生、魔王の副官」No.082 – ガーシュ親分のぼやき #narouN1576CU

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> 威張り腐ってる野郎ってのは、たいてい大したことがねえ。いちいち「俺はこんなに強いぞ、偉いぞ」って言わなきゃいけねえんだ。鮫が吠えるか?
> 元老院のクソ野郎どもがそうだ。ありゃ吠えるばっかりで大したことねえ。キャンキャンうるせえ子犬と一緒だ。
> 交渉に出てくるのがそういうヤツなら、魔王軍も大したことがねえだろうと思ってた。
>
> だがあの冴えねえ兄ちゃん、威張る訳でも自慢する訳でもねえ。
> 噂じゃあいつ、トゥバーンとの戦いで四百人をぶっ殺した化け物らしいな。
> いや、四千人ってのはさすがにねえだろう。それじゃトゥバーンの兵士以外も殺したことになる。だが、ありゃむやみに人を殺す男じゃねえ。
(中略)
>
> そんな凄腕で、手柄も山ほど立ててるのに、あいつそんな話を一度でもしたか? してねえだろ?
> 要するに、あいつの中じゃそんなもんは当たり前、別に自慢するようなことでもねえんだよ。
> ああ、そうだ。これでわかっただろう。
> あいつは正真正銘の化け物、ばかでかい人喰い鮫だ。
> 人喰い鮫は目立たねえ色で、スーッと静かにやってきて、そのまんま船乗りを喰っちまいやがる。
> 喰った後も知らん顔だ。何人食い殺したかなんて、いちいち数えてねえ。ありゃそういう男だ。

ほん、それ!
「このくらい当たり前だ。誰でも出来る。俺なんかマダマダだ」
の感覚で、成果をバンバン出すヤツこそ、本当に有能ってヤツだ。
そして、周囲の有能なヤツをスルスルと育ててしまう優秀な先行者でもある。

ヴァイトの有能さのヤバさ加減が、凄く表現された下りで気に入った。
繰り返し読みたくなる場面♪
ガーシュ親分の言い回しが、説明が、上手いねー。


> なんだそりゃ? 女を侍らせて遊んでんのか?
> それで、ヴァイトは何してるんだ?
> 本を? 難しい顔で?
> 水着の姉ちゃんには目もくれずに、桟橋で本読んでるのか。
> ……いや、俺にもわかんねえよ。

綺麗に落としたwww
そうだよなー、外から見たら「女侍らせて、難しい顔で本読み」に
なるよなー。そりゃー、困惑する罠www

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