読んだ→「ライブダンジョン!」No.077 – 成長のモニター映像 #narouN6970DF
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ふと記憶に残って、あとからジワジワきたので、話数が前後するけどこれを取り上げる。
> 「開幕の飛びつきについては私が対応するけど、皆も一応注意しておいてね。
> あとは召喚獣で釣ってあの円からあいつを出させる。その後は出たとこ勝負だね。
> そんな感じで大丈夫かな?」
> 「そうですわね……タンクのお二人は出来るだけマグマに落とされないようにして下さい。
> それと溶岩弾を吐いてくるので、自分の後ろに味方を入れないよう立ち位置を
> 意識して下さると助かります。勿論こちらでも意識しますので」
> 「了解した」
>
> ステファニーの言葉にビットマンとタンクの女性は頷く。
> ルークはステファニーが堂々とタンク二人に意見しているところを驚いたように見ていた。
> 以前の彼女はPTメンバーに劣等感のようなものを感じていて、
> 意見は求められない限り言わないような者であったからだ。
>
> 「ステファニー。随分と変わったね? それに雰囲気も」
このやりとりが、後からジワジワ来た。また読みたくなった。
変化して、それを周囲がプラスの意味で認める、
ってのが私は好きなようだ。
・・・もっと語りたいんだけど、表現が出てこないのが至極残念。
> 残念そうにため息をつきながらギルドの円卓に座った。
> するとソーヴァはがばっと頭を下げた。
> 「すまん。俺のせいだ。まるで攻撃が通らなかった」
>
ソーヴァさん、良いなー。
主張は強いけど、それに付随する自分果たすべき役割もちゃんと
理解していて、達成できなければ素直に謝る。
こういうキャラは嫌いじゃない。
> しばらく考え込んでいたステファニーはふと顔を上げると
> 自分に視線が集中していることに気づき、驚いたように肩を跳ね上げた。
>
> 「な、なんですの?」
> 「いや、ステファニー凄いなって。特に私とソーヴァが死んだ時さ、
> 正直もう終わったなと思ってたんだよね。でもあそこから戦いになってたし、いや凄いよ」
> 「それは……ありがとうございます」
> 「ステファニー、素晴らしい判断と指示でした。おかげで私も迷わずに済んだ」
> 「……ちっ。今回は認めてやる。だが調子に乗るなよ。
> 次は上手くいかないことも考えられるからな」
> 「ステファニーさん凄い!」
>
> PTメンバーからベタ褒めされたステファニーは戸惑って謙遜の
> 言葉が出そうになったが、彼女はそれをぐっと飲み込んだ。
>
> 「ありがとうございます。さ、話し合いを続けましょうか」
そして、話の最後を、ステファニーの変化の描写で締める。
「謙遜の言葉を飲み込んだ」って下りがいいなあ。
いいなぁ、素敵だな、以外の表現が出てこないのが残念でもどかしいので、
大目の引用でゴメンね。
元の小説の素敵さを伝えたくて、ね。