読んだ→「人狼への転生 – 魔王の副官 – 」No.370 – 父親になる時間 #narouN1576CU
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ちょっと引用が長いけど、凝縮されててて削れないので、全部載せる。
> 俺はミュレとリューニエを手元に引き寄せると、マオに聞こえるようなひそひそ声で言った。
> 「いいか、あのおじさんは悪い人だからな。絶対に信用するなよ」
> 「聞こえるように言わないでもらえませんか? あと、おじさんじゃないです」
> 本当に教育に悪い連中だらけだな。
>
> 「ちょうどいい。マオ、諸侯の会議に出席しろ。外交官の肩書をやる」
> 「いいんですか?」
> 「パーカーは政治的な交渉もできるが、狡猾さが足りない。育ちがいいからな」
> 「えげつない交渉を私にやらせる気ですか……」
> 嫌そうな表情をしつつも、口元がほころんでいるマオ。
>
> 念を押しておこう。
> 「外交は綺麗事じゃないからな。ただし子供たちの目の前で、
> 大人として恥ずかしいことはするなよ?」
> 「それ、両立できないんじゃありません?」
> 「両立させろ。交渉のお手本を見せてやれ」
> できるだろ?
>
> 「クウォールとミラルディア、両方が大きな利益を得られるように頼む。
> うまくいったら、クウォールとの砂糖貿易に一枚噛ませてやる」
> 「やります」
> キリッと表情を引き締めたマオを見て、俺はミュレとリューニエに言う。
>
> 「あれはああいう男だから信用するな。
> ただし十分な利益を与えたときだけは信用していいから、
> 今回の会議では頼りにしろ」
>
いいw
悪徳商人との掛け合い、イイww
コロッと態度を変えて「やります(キリッ」までで、噴出したわwww
聞こえるように言うことで牽制と親しみを両方表現とか、
コミュニケーション能力が高過ぎるぜ、黒狼卿!
さりげなく、パーカーを「育ちがいい」と(読者に対して)持ち上げつつ、
「できるだろ?」ってマオへの期待も表す。
なんて恐ろしい人誑し狼なんだw