読んだ→「白衣の英雄」No.012 – (勝手に仮タイ:天地海人の過去語り)

読んだ→「白衣の英雄」No.012 – (勝手に仮タイ:天地海人の過去語り)
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シェリス邸での戦いの後。
ハロルド老との面識、海人(カイト)が過去をルミナスへ話す、
シェリス配下の面々との交流、そして最後にルミナスからの抱擁(友愛の方)。
物語の土台が全部完成して、第一幕終り。そんな回。

どれも良いんだけど、その中でも「繰り返し読みたい」として
取り上げるなら、以下の「シリル・メルティの高潔な精神」かなぁ。
色鮮やかに爽やかで心地よくて素敵。


> シリルは手を伸ばして海人の耳を引っ張り、優しく耳打ちする。
> 「カナールでの凄まじい遠距離からの援護に関しても、見なかった事にして差し上げますわ」
> 「!?」
>
>  海人は魂が吹き飛ぶかと思うほどに驚愕した。
>  まさかあの距離、あの混戦で気付かれているなど夢にも思っていなかった。
>  それも念を入れて狙撃位置を小まめに変えていたのに、だ。
>  彼といえど驚かないはずが無かった。
>
> 「ふふ、これでも遠距離戦は専門ですので。
>  まあ、あんなとんでもない距離とは思っていませんでしたので、
>  狙撃点を見つけるのに時間がかかりましたが。
>  御心配なく。シリル・メルティの名にかけて沈黙を守りますわ。
>  どの秘密に関しても」
>
>  しー、と人差し指を軽く口に当て、悪戯っぽく微笑み、シリルは宴の中に戻っていった。
>
> 「……」
>
>  海人はらしくもなく絶句していた。
>  シリルは可愛らしく冗談めかしてはいたが、内心がそんな平然としているとは思えない。
>  海人の使った狙撃銃は、彼女の弓兵としての存在意義すら揺るがしかねない物だ。
>  それを創造魔法で大量生産できる事も考えれば、衝動的にこの場で
>  殺されていてもおかしくなかった。
>
>  だが、彼女はそれら全てを胸の内に収め、海人に優しく笑いかけた。
>  最後に見せた笑顔を出すために、どれほどの精神力を要したのかを考え、
>  彼は思わず呟く。
>
> 「本当に……こちらに来て以来、会う女性会う女性、素晴らしい女性ばかりだな」
>
>  幼い外見に見合わぬ高潔な精神を持つシリルに敬意を抱きつつ、海人は宴へと戻った。

長めの引用で失礼。
これ以上短くは切り出せなかった。

# んー、、、良いんだけど、繰り返し読みたいレベルでよいんだけど、、、
# どこか冗長なのよな。。。
# 具体的にどうしたほうがいいのに!と指摘できない(浮かばない)もどかしさ。

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